平和の例文や意味・使い方に関するQ&A

「平和」の類語とその違い

「平和」を翻訳

Q: 平和ボケの対義語、日常があまりに戦い/争乱の感じで、もう飽きた人をなんと言いますか? は 日本語 で何と言いますか?
A:
その本に書いてある通り、「戦争」が最も一般的な対義語といえます。

まず「平和」という言葉には大きく分けて二つの意味があります。一言で表現すると、広義の(1)「穏やかな状態」と、狭義の(2)「国や軍隊が戦っていない状態」です。

(1)の広義における「平和」は抽象的で漠然とした言葉ですので、明確な対義語といえるものはありません。たとえば「平和な一日」「平和な家庭」と言った場合、文脈次第で「忙しい」「大変な」「緊迫した」「荒れた」「恐ろしい」「混乱した」など様々な言葉が対義語たりえるため、何か一つを選んで対義語であると定義することはできません。

(2)の場合、「国や軍隊が戦っている状態」を最も端的に表現した言葉が「戦争」になります。したがって、この意味では「戦争」が自然な対義語ということになります。一般的に「平和の対義語」と言った場合、意味が具体的で明確な(2)の対義語、すなわち「戦争」を指すことが多いということになります。

「争乱」は内戦やクーデターなど国内の争い事によって世の中が不安定化していることを意味する言葉です。世の中が「穏やかではない状態」を表すので(1)の対立表現といえますが、先述のとおり(1)は意味が漠然としているため「争乱」以外にも「物騒」「混乱」「不穏」「無秩序」など対義語たりえる言葉が多数あり、一つに限定することはできません。(2)については、「争乱」は原則として国家間の武力衝突は指さないため、「戦争」の方が自然な対義語といえるでしょう。

なお、紛争解決手段としての「交渉」「対話」などが「戦争」の対義語として使われることもありますが、これらは(2)を維持するための手段ですので、意味合いは「平和」と同じといえます。

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