「加減」
この単語はどんなに例文だけを読んでは理解しかねます。使い方もかなりいるようですけども、この単語の様々な意味と一緒に例文を含めた説明をしていただければ嬉しいです。

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「いい加減に」という言葉が日常ではよく出てきますが、これは別で考えたほうがわかりやすいと思うので、それ以外の用法について考えてみます。

・加減する to adjust
加減しながら力を入れてください
子供相手なんだから手加減してやれよ

・加減 degree of something
湯加減はどうですか
塩加減が完璧だね
光の加減によっては髪が黄色に見えた

他にも、加減算という言葉でaddition and subtractionを意味しますが、日常生活ではまず目にしません。小学校の算数の授業などで目にします。

「いい加減」というのは文字通りに解釈すれば「適切な度合」という意味になりますが、「いい加減にしろ」などのように使われることがほとんどです。
「いい加減にしろ」と言われるということは、今は「いい加減ではない」、「通常状態から外れた場所にいる」という意味になります。
これは、非常識な人物が非常識な行動を繰り返したせいで相手の許容範囲を超えたときに、怒りながら言うというケースが多いです。
言ってる側の心情としては相手に呆れていたり、相当に怒っていたり、もはや何も期待をしていない、もうやめてくれ、といった感じです。

この言葉が転じて、「いい加減な人」というのが「無責任、不真面目な人」のような意味になっています。