文の中に、動詞で区切る時、「～て」と「連用形」が使われる場合はそれぞれ何ですか。お願いいたします

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｢て｣は連続性を表現(※1)します。V1＋｢て｣＋V2は、V1→V2の順に動作が行われたことを意味します。
｢連用形｣(連用中止法と言います)は、連続性を表すことはできません(ただし、動作が行われた順に書くのが普通ですが)。
では、連続性にどんな意味があるかというと、前項の節が後項の節を修飾しているかどうか、つまり“因果関係”があるかどうかです。
次の例を見てください。
｢電車が遅れて遅刻した。｣(テ形)･･･遅刻した理由が電車が遅れたこと。
｢電車が遅れ、遅刻した。｣(連用中止法)･･･電車が遅れたことと遅刻したことに因果関係はない(少なくとも表現していない)

※1 ｢た｣の連用形が｢て｣です。
※2 ｢た｣が文末のときは発話時点より前の動作を表します。
以下は、いずれも｢飲む｣→｢寝る｣→発話時点(今日)の順です。
｢昨日は、ビールを飲んだ後、寝た。｣･･･名詞(｢後｣の前なので｢た｣
｢昨日は、ビールを飲んで、寝た。｣･･･｢寝た｣を修飾(連用修飾)するので、｢て｣